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カナダ観光局新社長・CEOのご紹介

CTCとカナダ観光産業にとっての2015年のチャンスと課題を見据えるデービッド・ゴールドスティーン

Tweet:デービッド・ゴールドスティーン、2015年のカナダ観光産業のビジネスチャンスに期待http://ow.ly/EWF9n

著者 Masayo Hando

12月1日、カナダ政府の観光振興機関であるカナダ観光局(CTC)のCEO兼社長にデービッド・ゴールドスティーンが就任しました。ゴールドスティーン新社長は、カナダツーリズム産業協会(TIAC)やCTVグローバルメディアの上級幹部など、観光業界やメディア業界で長きにわたって確固たるキャリアを築いており、今回の新たなポストでは全国的な組織を動かすリーダーシップやコミュニケーション力、戦略事業計画の面で豊富な経験を発揮することになります。

トップに就任したばかりのゴールドスティーン新社長に、新たなポストでの抱負や今後のビジネスチャンスなどについて聞きました。

Q:今回のトップ就任で一番期待していることは何ですか?
A:現在、観光業界は、苦しい時期を経て本格的な回復基調に戻りつつある段階だと認識しています。これは非常に喜ばしいことです。この勢いを維持するため、CTCはもちろん、観光業界が一丸となってパートナーシップを強化し、観光関連企業、とりわけ中小企業を支援して海外需要を的確に取り込める市場づくりを進め、カナダのビジネスチャンスの拡大をめざします。

Q:カナダの観光やCTCにとって、今後どのようなチャンスが見込めますか?
A:カナダの観光産業はようやくペースを取り戻しつつあり、戦略的な観光マーケティング活動やグローバルな旅行・観光ビジネスの成長がもたらした恩恵にあずかろうとしています。次の大きなビジネスチャンスは、米国市場での回復です。今年のような大きな成果を維持したうえで、米国からの観光客の再獲得に向けてもう一踏ん張りできれば、5年先、10年先までかなり明るい未来が広がります。

Q:逆にカナダの観光産業やCTCにとっての課題はいかがですか?
A:業界内の足並みがそろっていない点は、ずいぶん前から大きな課題となっていますが、オープンな交流が広がっていて、すぐに対処しなければならないという切迫感もあります。つい先日、オタワでTIACの総会が開催され、カナダの観光業界関係者が集まったのですが、業界内で協調して取り組もうという機運が高まったことが一番の成果でした。総会の雰囲気も私が知る限り、これまでで最も前向きだったと思います。楽観的な見方は私だけではないと確信しました。
先日、私はスティーブン・ハーパー首相とともに貿易使節団の一員として中国を訪れる機会に恵まれました。訪中期間中、CTCのチームやパートナーと一緒に活動できるチャンスがあったのですが、その際、現地で非常に協調的に動くことができ、大きな成果につながりました。また、つい最近、CTCは州・準州の観光局関係者との会合を開き、市場内での活動のあり方の検討、新たな形での米国市場への再進出に関する協議、CTCの消費者セグメント化調査「EQ」で業界全体が潤う方法の検討など、あらゆる面で足並みをそろえた取り組みへの意欲が高まっています。
今後もさらにこうした新しい展開が期待できます。

Q:カナダの観光やCTCの5年後についてどのような期待を持っていますか?
A:私は常にもっと上をめざそうと考えるタイプで、いつも夢のあるゴールを持っていたいのです。5年後、世界的な成長率に連動して国際的な旅行需要が5%増となり、観光産業が潤うといいですね。これが刺激となって旅行商品への再投資、さらにはカナダ経済の輸出力につながります。

Q:観光業界とのつながりという意味で豊富な経験をお持ちですが、そのパイプをどのように生かそうとお考えですか?
A:TIAC在職中は観光産業を支える人々のご苦労を目の当たりにしてきました。この業界は中小企業が大部分を占めていて、とにかく忙しく働く起業家精神あふれる人々がたくさんいます。皆、アイデアが豊富で情熱的な人々です。その多くが国際市場進出の足がかりを求めています。カナダ全国で活躍するこうした人々と個人的に知り合えた結果、業界関係者の視点から状況を捉えられるようになりましたし、彼らの業界の捉え方やニーズも見えてきました。そのおかげで、CTCとのパートナーシップを発展・強化させ、これまで以上に前進させられると考えています。

Q:カナダの観光産業はグローバル市場で激しい競争に直面しています。カナダとしてはどう戦っていきますか?
A:幸いにもカナダは大きなブランド力があり、旅の感動体験も豊富にそろっているなど、そもそも基本的な環境に恵まれています。ですから、戦略的なマーケティング活動に協調的に投資することで、世界の競争相手と十分に張り合えますし、勝つことも可能です。

Q:旅先としてのカナダの魅力はどんなところにあるのでしょうか?
A:これまでにカナダの魅力を生かした素晴らしい旅行商品が生み出されています。カナダ旅行を求める潜在的な需要を受け止める環境は整っています。世界的なスポーツイベントである「パンナムゲーム(パンアメリカン競技大会)」(北米・南米で4年ごとに開催される総合競技大会)の開催地にも決定しています。また、2017年にはカナダ建国150周年を迎えるとあって、関連のフェスティバルやイベント、文化を軸にしたカナダ旅行の需要を喚起する一大チャンスが到来します。

Q:これまでお仕事を通じてカナダ全土を訪れていますが、個人的に次にどこを訪れたいと考えていますか?
A:素晴らしい体験や場所があまりに多すぎて、とても1つを選ぶことはできません。十代のときにカナディアン・ロッキーでキャンプをして以来、この国を旅することが趣味になりました。カナダに情熱を燃やす起業家精神あふれる人々に巡り会い、あっと驚くような観光商品を創り出したいというビジョンを耳にするたびに胸が熱くなりますね。こういう素晴らしい人々に会うことこそ、私の旅の目的と言えます。

<プロフィール>
デービッド・ゴールドスティーン
社長兼CEO

カナダの観光業界やメディア業界で長きにわたって確固たるキャリアを築いており、全国的な組織を動かすリーダーシップやコミュニケーション力、戦略事業計画の面で豊富な経験があるほか、対外的なコミュニケーションや利害関係者(政府、メディア、投資家)との窓口業務についても精通している。
メディア関連では、元々、カナダの有力業界団体であるカナダ民間放送連盟で幹部職を務め、業界全体、政府、パートナーとの関係を強化するキャンペーンを次々に打ち出したほか、業界の垣根を越えた連携組織を設立、規制当局や国会議員に重要問題を提起する役割も担った。
その後、2003年から2007年までCHUM Limitedで幹部職を歴任、最終的に政府・規制問題対応担当バイスプレジデントとして、17億ドルに上るCTVグローバルメディア買収など数々の買収・合併案件を指揮した。
2007年から2010年まではCTVグローバルメディアの規制問題担当上級副社長に就任。メディアの戦略的なデジタル化を指揮、テレビ広告収入を中心とした従来のビジネスモデルから有料の加入契約型への移行を推進し、CTVグローバルメディアの主な規制・公共政策に関する報告書類の作成業務も指揮した。
2010年4月、カナダツーリズム産業協会(TIAC)に移籍。業界の協調的な活動を推進し、観光関連の問題についてTIACの業界に対する影響力と発言力を全国レベルで高めた。メディアや業界団体での豊富な経験を基に、カナダの主要輸出部門である観光分野でのTIACの政治意識向上にも尽力し、連邦観光戦略など重要プロジェクトの旗振り役に。2014年12月にCTCの社長兼CEOに就任、現職。
トロントのヨーク大学で歴史・政治学を専攻、学士(英語・仏語)。プライベートではカナダの地産地消運動を支援しており、自ら料理に腕を振るう。大のスキー好きで冬はカナダでスキー三昧の日々だが、スキーの腕前で子供たちと張り合うことはずいぶん前にあきらめている。

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